艶麗な夜華

まったく仕事に集中できないまま閉店時間となり、

最後の指名客を見送ると帰る支度をする。


そんな中、スタッフルームではまた代表の話が始まる。


「あっ!ブレイブのカタルからメール入ってる!

2日前からお店閉めてたんだって!」


「もうその時から自殺するって決めてたのかなぁ?」


ブレイブの代表が恭也のお店に来たのは3日前。


「っていうか、死んでるのが見つかったのが今日の夕方5時過ぎなんでしょ?

もしかしたら2日前には死んでたのかもしれないよ?」


あの日、恭也は彼の頼みをあっさりと断った。


「ブレイブの代表って1人暮らしだったの?」

「たぶん、そうなんじゃない?」


そして代表が支払いを済ませ帰る時、

恭也はたしかに厳しい言葉を彼に言った。



"くたばんなって言っただろ。

アンタは此処で終わるような男じゃねぇよ。

そんな顔見せにきてんなよ"


でも、それは恭也なりの激励で、

彼を追い詰めた訳ではない。