艶麗な夜華

「恭也さん、ヤスから連絡来ましたか?」


出勤してくるなりそんな質問をするキン。


「来てねぇよ」



キンは首を傾げ独り言のように話す。


「今日は自分で店に行ってくれってメールが来たから、

てっきり休むのかと思ったけど、

少し遅刻するだけなのかなぁ?」


ヤスから昨日の事はなにも聞いていない様子のキンに、

恭也が話す。


「アイツならもう来ないんじゃないか?

昨日散々文句言って帰って行ったからな」


「はぁ?誰に?もしかして客にですか?」


「それならこっちからクビにしてる」


「じゃあ……」


「俺にだ」


「えっ……」


あたしの顔を見るキン。


「文句……ではないけど……」


遠慮がちにそう話すと恭也が嫌味っぽく言う。


「たしかにあれは文句というより、暴言だなっ」


うっ…


なんだか黙っている方がいいようで。