艶麗な夜華

なんとか気合を入れ、


まだ少し腫れの残る目をメークでごまかし家を出る。



なんだかボーっとする頭と異常に震える体に身を縮め、


いつもより辿り着くまで時間が掛かった恭也の店。



「はぁ……」



ドアを開けたと同時にため息が出てしまうのは、


大量のグラスがそこにあるから。



ハンガーにコートを掛け、


カウンターの上のグラスをトレイに並べると、



ガチャ



いつもよりも早く店に来た恭也。