艶麗な夜華

「別に怖い事ないだろ?」



「フッ店を出すって言ってもまったく驚かない様子を見ると、


すでに情報は入っていたみたいですね」



「今初めて聞いた話だったとしても、


そんな事で驚かねぇよ」



「相変わらずかっこいいですね。


3年前とまるで変わりない」



「それで?挨拶はまだか?」



「あっすみません。来月の25日にオープンする事になったんで、


よろしくお願いします。


店の名前はファウストです」



タクミさんが店の名前を言った瞬間、


恭也は鼻で笑う。



「フッ…ファウストかっ」



そしてタクミさんも笑みを浮かべた。




どういう意味?



なんだか穏やで穏やかではない2人の様子は異様だった。