艶麗な夜華

「うわ……今日も凄いグラスの量……」



恭也の店でそんな独り言を漏らすあたし。



グラスを洗い、綺麗に並べると恭也が出勤してくる。



「おはよう」



「今日はお前の店に賃料を取り立てに行く日だ」



ハンガーにコートを掛けながら、


面倒そうに話す恭也。





「そうなんだ……


あのさ……」



あたしは昨日の事を思い出す。



「なんだ」



「昨日佐藤さんに……」



やっぱり話すのをやめようとすると、


ネクタイを付けながら恭也があたしを横目で見る。



「ホテルにでも誘われたか?」



「なんで?……わかるの?」



「そうなると思ってたからな」