艶麗な夜華

「ふざけんなバカ!


なんで10万もする自転車買ってるのよ!


あたしが体売ってお金稼ぐって言った事、


翔にとってはそんなに大した事じゃなかったの!」


「いや…その、なんて言うか、


沙希ちゃんはそんな事しないって……。


っていうかしてないよね?」



「してないよ!してないけど!


っていうか、あたしにお金払う気あるの?!」



「あ、あるよ!


あのさ、また今度その事は…」


彼女と一緒に居る翔に気をつかうあたしは一体。


「わかったよ」



電話が終わると、


ため息を吐きカウンターに伏せるあたし。


「とんでもねぇー男だな」


「本当……」


もう、翔をかばう気にもなれなかった。


少しの間沈黙となり、


恭也が口を開く。


「いいよ…」


「ん?」


「いつまで掛かっても」


「なにが?」


「俺に金を払うの」