艶麗な夜華

そんな会話にやりづらいあたしは、


とりあえずウーロン茶に口を付けた。


「沙希はなに飲んでるの?」


「あっ、ウーロン茶」


「アルコール飲まないの?」


「うん、今日はいいかな」


「それは残念!」



恭也は愛華にバーボンをロックで出すと、


愛想のかけらもない口調で話す。



「1時には店閉めるからさっさと飲め」



「もう30分か」



愛華は一気にお酒を飲み干すと、


恭也の目の前にグラスを差し出した。



恭也はそれを鼻で笑うとグラスにお酒を注ぐ。



意外にもお酒が強かった愛華。



30分間で5杯ものお酒を飲んだのに、


まったく酔ってはいなかった。