艶麗な夜華

スーツ姿のヤスは、

昨日見た時とはまるで別人。


「なにジロジロ見てんだよ、ぶっ殺すぞ!」


店でも殺してくるんだ……


「いや……スーツ姿かっこいいなぁって思って!

それに髪型も!」


「なんだよそれ……ぶっ殺す……」



照れながら殺すなよ!


するとあたしのところへ金髪の彼が来る。



「まだ紹介してなかったな。


俺の名前はキン。


金髪だからキン」



「覚えやすいけど、


その名前だとずっと金髪でいなきゃいけないね」



「別に」



「そ、そうだね……」


決して人当たりがいい訳ではないキン。


「沙希は何歳?」


唐突な質問に戸惑うあたし。


しかもいきなり呼び捨て。


「25歳だけど…」


「俺、24。沙希さんの1つ……下」



なんだか悔しそうな顔をするキンは、


あたしが年上だとわかった瞬間、さん付け。