艶麗な夜華

「それかお前……」


なにかを思いついたかのような顔をする恭也。


「なに?」


「一回車に乗れ。寒い」


「あぁ、うん」


車に乗ると恭也が意外な事を口にする。



「お前、俺の店で働くか?」


「えっ?」


「店の片付け。しかも毎日だ」


「だってあたしバイトもあるし…」


「バイト行く前に俺の店の片付けをするんだよ。


そうすれば、前の日に片付ける必要がなくなるから、


従業員を早く上がらせてやる事できるしな」



なんだかよさそうな話に迷う事なく決めた。


「あたし、働く!」


「よし、給料は…ひと月で3万円」


「えっ!少な!」


「バカ。1時間もあれば終わる仕事だ。

時給で考えたらかなりいいだろ」


「そ、そうだね」