一年前ーー。


「俺、ずっと前から安住さんのことが好きだった。

よければ付き合って下さい!」

私は少し気になっていた男の子に告白された。

彼の名前は赤城太一。

外見は少し怖そうだけど、私は彼が時々

見せる笑顔がとても好きだった。

しかしまだ高校1年生で男の子と付き合ったことが

なかった私は少し戸惑い、

「返事は少し待ってもらえますか?」

と返事をした。

今考えれば馬鹿だった。

あのとき断っていれば

あんなことにはならなかったはず・・・