『理由…。』




圭「あぁ。理由さえあれば生きることが出来ると考えたんじゃないのか?」




そうかも。



ただ私は、生きるために理由が欲しかったんだ。



一つでも理由があればそれを口実に自分の居場所を作れるから…。




圭「お前が理由を探しているなら、俺がお前の理由になる。」




『圭哉…。』




なんでいつも圭哉は私が言って欲しい言葉を言ってくれるのかな。



それがすごく嬉しい。




圭哉の顔をのぞき込んで、本当?って聞くと真っ直ぐな引き込まれるような目をして、当たり前だ。と答えた。




圭「茜音が望む限り一緒にいてやる。」