ガシッ




?「おまっ…。何してんだよ!」




誰だかわからない人が私の腕を掴んでいた。



…マジで誰?




『誰ですか?』




圭「俺は糸部 圭哉(いとべ けいや)だ。お前は?」




『私は仲東茜音。』




圭「へー。茜音か。って!自己紹介じゃなくて!」




プッ。




何この人。面白い。




圭「お前はなんでフェンスの向こうに行こうとしたんだ?フェンス越えたらあぶねーってことは分かんだろ?!」




そう。フェンスを越えたら足場はほとんどない。だから私の自殺場所に選んだ。




『なんで会ったばっかりの人に言わなきゃいけないのよ。』