のろのろと自分の病室まで歩いていく。





自分のベットまで行くとベットの上に座り込んで泣いた。




周りに聞こえないように声を押し殺して。




『ほんっ…とうは…。普通に過ごしたかった…。友達と…遊んで、話し…て、学校にも…行って。彼氏も作っ…て。』




これが今まで私が願ってきた願い。





でも、全てが叶うわけじゃなかった。叶ったとしても短い時間。





『私には…。生きるか価値がないのかな?…クスッ。じゃあ、もう死んでいいよね?』





屋上まで歩いていった。そして私はフェンスに手を掛けて越えようとしたんだ。
でもーーー