「美波の友達なの?うわぁあ。」


「チカ無理だわ~。声もでない友達とかぁ~」


「ウチも無理!無理!」


―ズキンッ


言われても良い。


だけど、だけど…
やっぱり嫌なのかな?


声出ないなんて…。


話せないし、相談もできないもんね。


あたし。やっぱりイラナイかな?

「それにさぁ、話せないんだよ~?

彼氏とかできても思い出作れねーじゃん!!!

チカだったら死んじゃーう。きゃはは。」


「それそれ!しかもさぁ、

友達と遊ぶときも話にはいれないし?

孤独じゃん。やっぱり、
普通に生まれてきて良かったわ~。…

アレ?
いたのぉ?一ノ瀬さーん。きゃはは。」


グサグサ突き刺さる。


普通に生まれてきて良かった………か。


あたし、普通じゃないのかな?


言われても傷つかないって思ってたけ、ど。


あたしは意外に傷つきやすいみたい。


でも、泣けないんだよ。