夫婦の定義──君が僕のすべて──

シンヤの車を降りたユウは、自販機で缶コーヒーを買って、レナが勤める須藤写真事務所に足を運んだ。

事務所のドアを開けると、レナは難しい顔でパソコンとにらめっこをしている。

「レナ。」

「ユウ…。」

「ハイ。お疲れさん。」

「ありがと…。」

ユウの差し出した缶コーヒーを受け取ると、レナはタブを開けてコーヒーを静かに飲んだ。

「どうした?」

「うん…。」