こっちを向いてよ、ダーリン!


私の質問に、圭くんは深い溜息を吐いた。

……まさか、亡くなった、なんて言わないよね?


両手で顔をひと撫でする圭くん。
そのまま、頭を抱えるように膝に両肘を突いた。


「ね、圭くん……?」


息を呑んで圭くんの顔を見つめる。


「……無事といえば、無事だ」

「そう、よかった」


頂点に昇り詰めていきかけた緊張が解き放たれて、私も大きく息を吐いた。


「ただ、右足を骨折して全治2カ月だ」

「ちゃんと治るんでしょう?」


だって、骨折だもの。