こっちを向いてよ、ダーリン!


「沙羅の学校で校医をしてるとは思いもしなかったよ」

「俺も、こんな形で再会するとは驚きだ」

「……どうしてさっき会ったとき、お互いに知らんぷりなんて?」


懐かしそうに昔話でも始めそうな二人に割って入る。


「暗がりだったから、圭だと確証を持てなくてね」

「俺はすぐに気付いたけど、あんな状況だったしな」


なに。
何なのよ、この展開は。

そもそも、どうして圭くんがこんなところまで私を追ってなんか来るの?
私がいない方が、圭くんだって好き勝手できるのに。


「とにかく、知り合いだか何だか知らないけど、圭くんは帰ってよ。言ったでしょう? 先生は私の彼氏だって」