「そろそろ腹でも空かないか?」
言われてみれば、お昼だってろくに食べていない。
先生の質問に反応したお腹の虫が、グゥと大きな音を立てた。
それを聞いて、クククと笑う先生。
さすがに恥ずかしくて、耳が熱くなった。
「沙羅ちゃんでも、恥じらいってもんがあるんだ?」
「ひどーい!」
またそうやってからかう。
「先生なんて嫌いです!」
「おっと、それはまずい。俺も、これ以上嫌われたくないからね」
さぁ行こうかと、私の肩に手をかけた。
その手も払おうかと一瞬思ったけれど、そういうやり取りさえ面倒に思えて、そのまま素直に従った。



