こっちを向いてよ、ダーリン!


だんだん重くなる瞼は、自力ではどうにもならない状態になっていた。


「沙羅ちゃん、眠そうね。良かったら、上で少し横になっていたら? 健二くんが来たら起こしてあげるわよ」


亜紀さんの嬉し過ぎる誘惑に、睡魔で弱くなった私は完敗。


「はい、そうさせていただきます」


素直に従って、2階へと上がった。

何もない殺風景な部屋に、古びたソファが1つ。
迷わずそこに横になる。

目を閉じると、ジェットコースターで急降下していくように一瞬で眠りについた。