すると安心したのか、宙を舞っていた圭くんの手からふっと力が抜けた。 ……どうして? なんで私の名前なんて呼ぶの? ドキドキと高鳴った胸は、すぐに苦しい痛みに変わっていく。 ねぇ、圭くん、どうして? どうして真奈美さんの名前じゃないの? それでも、その手を振りほどくことはできなくて、圭くんの寝顔を見つめたまま、朝を迎えた。