こっちを向いてよ、ダーリン!


「いいや、かなり面倒だ」


面白そうにニヤニヤ笑うから、腹が立つ。


「どこがどういう風に面倒だって言うんですか? 100文字以内で説明してください」


先生は、くだらないとばかりに大袈裟に溜息を吐いて見せた。


「そういうところだ」


……そういうところ?
そんな抽象的じゃ分からないよ。

つい頬が膨らんだ。


「いいか? 教えてやるからよーく聞け。
何かっていうと、騒ぐところ。自分の主張ばかり押し付けるところ。それから、」

「もういいですっ」


先生の言葉を遮った。

もう分かったよ。それ以上、聞きたくない。