こっちを向いてよ、ダーリン!


はじめは、ただの同僚だって言ってたのに、結局のところは、そうだったなんて。

ママに勝てない以前の問題だ。
私じゃ、話にならない。


「そういえば、先生も年上が好きなんですよね?」

「――ゴホッ」


私の質問に、先生は頬張っていた唐揚げを噴き出しそうになった。


「圭のやつ、余計なことを言うもんだ。歳はあとから付いて来たおまけみたいなもの」

「……おまけ、ですか」

「そ。好きになった人が、たまたま年上だっただけだ」


……そういえば、圭くんもずっと前にそんなことを言っていたような気がする。

ママが出張でいない、二人きりの夜。
圭くんと二人でDVDを観ていたときに、そんな話になったことがあった。