「ごめんなさい」 素直に謝った。 「まぁ分かればいいだろう。それで、その大事そうに抱えてるものは何だ?」 興味津々に、お弁当の入ったバッグを指差す。 「……あぁ、これは……」 そうだ、せっかくなら……。 「先生、朝ご飯は食べましたか?」 「いや、朝食はいつもコーヒーのみ」 医者の不養生だ。 「それじゃ、これ食べませんか? お弁当なんですけど」 「弁当?」