「まあ!最近の小学生は、ずいぶんと生意気な口の聞き方をするんだ事!

達也!私が何ですってぇ~っ!」




「うわーん!このブス、人のあんみつまで食べておきながら、人の頭、ぶったー!」

「わ、私は、ブスって言われた事に対してほ~んの少し『抗議』しただけですからね!

もうすぐ中学生になる男の子が、あんみつ一つでギャーギャーわめくんじゃないわよ!」

「お、覚えてろよ…

あっ、母ちゃん!

あいつが、あいつが…」

「こら二人とも!あんみつ一つで、こんな夜遅くにご近所迷惑な争いしてるんじゃない!

…達也、また明日買ってきてあげるから、泣き止みな。

…春子も、高校生にもなって、小学生の弟、いじめなさんなよ!」

「…わ、解ってる!

お、お休み母さん。

…達也、悪かったわよ!」

「く、食いもんの恨みは怖いんだからな!

覚えてろよ!」

-残念、そう言う事は、寝たらすぐ忘れる春子さんなのであった( ̄∀ ̄)-

そうつぶやくと、春子は非常に満足げに自分の部屋に戻って行った。