<完>孤独な姫さんは世界一の総長 番外編







しかし、私は水無月を撃つ瞬間の悠の顔を見逃さなかった。






そして、私は、






紀「・・寂しいの?」






と言った。






悠「・・は?何言ってんの?お前」






紀「私見た!水無月撃つとき、一瞬悲しそうな目したもん!」








悠「ばっかじゃねぇの?お前は低能だからそんなことしか言えねぇのか。」







紀「ちがっ・・!」






バンっと私の足元に銃弾が発射された。






紗「もう紀優止めな!」






紀「私嘘ついてない!!悠、ホントは悲しいんじゃないの?寂しいんじゃないの!?だからっ・・あの時―――」






私に、怒りをぶつけたんじゃないの?と言おうとしたが、その瞬間私に銃弾が向かって来た。








私は咄嗟に目を瞑った。







・・私、撃たれて死んじゃう?









恐怖を覚えた瞬間だった。