俺の言葉に、バッと顔を上げたかと思えば、みるみるうちに鬼のような顔になった紀優。 紀「ばっかじゃないの!!」 もういいっと吐き捨て走って部屋を出て行った。 これこそ、夢であってほしい。 すると、紀優が出ていった扉からひょこっと顔を出したのは、慧。 慧「紀優、怒って出ていったけど、何か怒らせるようなこと言ったの?」