紀「ま、あ。仲良く…ね?」





竜「紀優、俺…こいつに負けたのかよ?」






紀「へ!?あ、…それはそのー」




慧「そうー。だから、こんな僕を選んでくれたの。お前より」






〝お前より〟




眉間にシワがよってくのが分かった。




竜「最後の言葉わざと言っただろ?」





ツカツカと慧の前に立つと余裕ぶった慧の顔が視界いっぱいになった。








紀「竜輝、やめなよ」





友「始まったよ…」







慧「今でも紀優のこと想っているんでしょ」






否定出来ない。





竜「…だったら?」







後ろで紀優がエッという声がした。





その後にワッと紀優の声がした。





俺たちが声がした方に振り向くと紀優を後ろから抱きしめる友希がいた。





友「2人がそんなことしてたら…貰うから」







リクエスト fin