悠「・・ナイフ・・ねぇ?」






水「お前、・・薬、やってるのか!?」





水無月が悠に言った。






・・薬?






私はこの時、“薬”というものが分からなかった。





ただ、分かるのは医療などで使う薬ではない独特の匂いが悠からすること。






悠「るせぇよ。そっちが、ナイフなら・・俺はこれだ」





そして悠が出したのは・・銃。







紀「・・悠っ・・それって・・」





よくドラマで見るアレだった。






その瞬間、私は頭が痛くなった。






紀「っ・・・」






水「大丈夫!?紀優ちゃん!」








徹「お前も卑怯だろ?こっちが完璧に不利じゃんか」






悠「これも・・作戦」







紗「悠!何で銃なんか!!薬も!!前止めたって言ってたよね!?」







・・前止めた?






じゃぁ、前からやってたって事?





痛みに耐えながら悠と姉貴を交互に見た。