直「・・悲しすぎるよ・・だって、会えないじゃない。あっちで慧と仲良くやっているかもしれない。幸せかもしれない。・・でも、辰喜は・・誰とも幸せにならずに紀優を見ている・・見守っているだけなんて・・悲しすぎるよ」
俯いて喋る直登。
辰「・・これが俺のやりたいことだから。」
直「でも!!紀優は心配いらないんじゃないの!?紀優は、辰喜の幸せを願ってるよ!辰喜も・・幸せになろ?」
涙目で訴えてくる直登。
こんな顔をさせているのは俺だと思うと胸が痛い。
辰「直登―――」
直「もうやだよ!!辰喜が・・壊れそうだよ。死ぬのはもうころごりだよ・・。壊れる辰喜なんて見たくない。お願いっ・・」
頭を下げてくる直登。
この胸の痛みは・・
どうしたら・・
とれるだろうか