社員「まさか、・・あの彼のためにですか?」






凛「・・!?・・違うわよっ」






視線を外しながら言うと







社員「此処でもう人気ですよ?あの彼」






凛「・・え?」








社員「かっこいいって評判で。それに、社長の彼氏だからより・・」







凛「アイツは関係ないから。・・別に、早めに帰ってゆっくりしたいだけのことよ」







社員「・・社長、嘘つくの苦手ですよね。顔引き攣ってますよ」








その時、チンとエレベーターが開いた。









凛「・・違うから。それに貴方、書類まだ訂正部分があるから書き直しなさい」








社員「あ・・はいっ」







ポンっと社員の手の上に書類を渡し、社長室に入った。