徹「勿論、あいつを呼び出すさ」






紀「悠は来ないよ!私も悠がいる居場所知らないもん!!私が知らないのに―――」







徹「お前が知らないのに俺が知らないって言いてぇのか?・・暴走族舐めんな」







ゾクっと背筋が凍った。







泰「だから悠の弱い所ついて呼び出す作戦なんじゃん」







紀「・・・来ないよ」






徹「来るよ?・・・だって脅したし。あのさキミ、本気で好きになった人は、どこに行こうが助けに行くんだよ?」







紀「っ・・」






泰「あ、来たみたいだよ。違う客が・・」







倉庫に入ってきたのは・・








紀「姉貴!!!!」









姉貴を率いる蘭華だった。







紗「・・妹を離せ」








その声は普段聞けない怒った暴走族の姉貴だった。









徹「お目当てが来るとか、凄くありがたいねぇ~」