紀優side






水「紀優・・俺・・紗奈恵と付き合うことになった!」







紀「え!?ホント!?」






姉貴と水無月が相思相愛だとは分かってたけど、付き合ったのは本当に驚いた高1の冬。







紗「もう・・光流」






姉貴は普段見せない赤い顔が私の瞳に映る。







紀「祝福するに決まってるじゃん!!」








それに、姉貴と水無月は蘭華総長と副総長と言う事実が発覚した。








私は心の底から喜んだ。




でも、1つ引っかかったことは、此処に今、悠がいない事。






・・悠も水禽総長になったらしいけど行方不明になっていた。






2人は凄く仲が良く、すぐ近所でもお似合いといわれた。








紀「姉貴!!水無月のどこが好きなの?」









紗「え~・・全部!・・でも、光流はね~、優しくて、強くて・・頼りがいがあるんだよ!」










紀「へぇ~・・いいなぁ・・」






私にも恋人がいたらなぁ・・







そう言うと姉貴と水無月は悲しい顔をしていた。






私にはその意味が分からなかった。