結局 あの後、気まずくてあたしは 逃げるように病室を出た。 でも昨日の絵梨子さんの顔が 目に焼き付いて忘れられない。 確かにいつかは翔太を 過去にしないといけないって 頭では理解してるつもり。 だけど心はそれに 追いつけなくって逃げてしまう。 誰かに助けを求めたい。 だけどもう助けてくれる人は そばに誰もいなくて 1人で涙を流すばかり…。