逡がなにか言ってるけど 風のせいで 所々しか聞こえなかった。 「俺…好き……た。」 好き…? 逡はやっぱり 花鈴ちゃんって子が好きなの? 見たくない!!! 見たくないよ!!!! 重たい体を起こし その場から逃げ去る。 私ずっと逃げてばっかりだ。 でも、私なんか 綺麗な花鈴ちゃんには 勝てないよ……。 もう汚れてしまったから。 触られたのは事実だから。 また涙が溢れ出していた。 ーーー