その瞬間私の中で何かが切れた。


「ごめっ…ごめんなさっ…
助けてくれて…ありがとうっ…」



私が泣き止むまで
ずっと傍にいてくれた。


ーーー




「もう落ち着きました。
ありがとうございます。」



いつもの冷静さを戻し
名もわからない彼にお礼を言う。



すると彼が突然



「お前さ…」


と言ってきた。