なんで、なんて。
考えたら止まんねえ。
俺はお父さんに頑張ったなって笑ってほしいんだよ、また。
…ただそれだけ。
それだけのために俺は頑張ってる。
………いや、違え。
お父さんが、また、笑ってくれたら。────愛してくれてるんだってわかるから。
お父さんに、俺はまだ愛されてるのか確かめたくて。
そのために頑張ってるっていう方が、本当だ。
海を見つめて、ハァ、とため息をついて俺は勉強するために立ち上がり家に戻った。
でも、いつもと同じ、誰もいない光景が待ち受けていると思ったら今日は違ったんだ。
がちゃり、玄関を開けて中に入る。
ついていたリビングの電気を疑問に思いながら、リビングの扉を開けると嬉しそうな顔をしたお父さんが立っていた。
なんでお父さんがこんなに早く帰ってきてるんだ、それに…。



