真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】


基本あまり怒らない茜の本気で怒ってる声。


それに私は一瞬、ビクッとする。

こんなに怒ってる茜の声は聞いたことがないかもしれない。




でもそんな茜を気にすることもなく、茜のお父さんは茜を冷たく見た後、私に目線を移した。


そして冷たい顔からは一変して、また笑みを貼り付ける。




…なに?


警戒するように私も茜のお父さんを睨みつけるけど、貼り付けたような笑みは崩れない。



そしてその、違和感のある笑みのまま茜のお父さんは口を開いた。




「君も、こんなバカとバカの汚れた友達と連むのはやめなさい。良いことなんてない。両親も心配してるだろう?」




頭で、プツン。


切れる音がした。




こんなバカ?

─────茜が?


汚れた友達?

─────白龍のやつらが?




汚れた、とか、汚いって言葉は。



私は、大っっっっ嫌いだ。