────ズキンッ
…あれ。
わかってたんだけどな。
あは、なんだこれ、痛い。
ミッキーに拒絶された時よりも、もっと。
────痛くて、痛くて。
茜の拒絶の笑顔が、頭でリピートされる度。
泣きたいくらいに痛くなった。
作っていた笑顔がぎこちなく引き攣る。
『そか、ごめん』いつもの私ならそう言うけど。
その言葉を飲み込む。
────だって私は、拒絶されてでも聞くって決めた。
茜のそれは、茜の不機嫌な理由は、溜め込んでて楽になるものじゃないんでしょ?
だからあんなに荒れてたんでしょ?
話すのは嫌かもしれない。
だって、思い出すから。
それは私もよく分かるから。
まだみんなに話すのが怖くて過去を話せていない私が言うのは、すごくおこがましいけど。
周りにそのことを知ってる人が一人でも増えると、楽になるんだよ。
だって私、青嵐に過去を話した時──そうだったから。
だから茜、言ってよ。お願い。
もう一度、踏み込もうとした時、茜がガタリ、突然立ち上がった。



