真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】





────ズキンッ





…あれ。


わかってたんだけどな。




あは、なんだこれ、痛い。


ミッキーに拒絶された時よりも、もっと。




────痛くて、痛くて。



茜の拒絶の笑顔が、頭でリピートされる度。

泣きたいくらいに痛くなった。




作っていた笑顔がぎこちなく引き攣る。



『そか、ごめん』いつもの私ならそう言うけど。

その言葉を飲み込む。



────だって私は、拒絶されてでも聞くって決めた。



茜のそれは、茜の不機嫌な理由は、溜め込んでて楽になるものじゃないんでしょ?


だからあんなに荒れてたんでしょ?


話すのは嫌かもしれない。


だって、思い出すから。

それは私もよく分かるから。


まだみんなに話すのが怖くて過去を話せていない私が言うのは、すごくおこがましいけど。


周りにそのことを知ってる人が一人でも増えると、楽になるんだよ。


だって私、青嵐に過去を話した時──そうだったから。



だから茜、言ってよ。お願い。



もう一度、踏み込もうとした時、茜がガタリ、突然立ち上がった。