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「茜さん、まだ見つかんないのか?」
「うん…」
あれから。
茜に聞こうと気合を入れたのはいいんだけど、探し回るよりは別荘で待ってたほうが確実だと思いみんなも一緒に別荘に戻った。
夜、花火をやるらしいから早めにご飯を食べて。
茜を探そうと、広い別荘の中を何回も歩き回った。
でもどこにもいないし。
てゆーかなにここ、ほんとに別荘なの?
何回目かわからない、みんながたむろってるところに戻ってきてため息を吐けば見兼ねたモヤシダさんが話しかけてきた。
「ここ、広すぎじゃない…?」
「まぁな。なんか茜さんの話によると俺らの泊まってる部屋とかは客人用らしいぞ」
「茜の家って、やっぱり…。てゆーか何してる家なの?」
「それは……あー、そこらへんは茜さんに聞けよ。日向が知りたがってる、茜さんが不機嫌な理由がもし教えてもらえなくてもそんぐらいなら教えてもらえるだろ」
なにそれ、もうモヤシダさんが言ってくれればいいのにさっ。
ぶすーっと言う顔をしてモヤシダさんを睨むと、ワリィと言う笑顔を向けられた。



