──────逃げられると追いたくなるのって、人の性じゃん。
気がついたら『白龍下っ端11人 VS 白龍下っ端花崎日向』の鬼ごっこが開催されていた。
結局私たちは大人しくしているのは無理だったみたいだ。
途中から、イヤがる伽耶とタカと、眠そうな美影以外はみんな結局参戦してた。
あ、朝陽さんは最初はやってなかったけど、鬼に『ターッチ!』と言われて。
『えっ、おい、あれ』とか困惑してたけど人が良いからそのまま、仕方ねぇな、とやってあげてた。
──それから大体3時間が経った頃。
──────「っ、はぁ、はぁ、ちょっとタンマ!」
「俺、もー無理!!」
「タンマとかじゃねぇよ!もうさすがに終わりだろ!?」
ひぃひぃ、だらしない声を上げてへたり込む私たちを見て「…そんなに疲れるならやらなければいいのに」伽耶がぼそりと呟いた。
ええ、うん、ごもっとも!!
なんで疲れてたのに、こんなことをしちゃったのか謎だ。
「伽耶〜ジュースまだ残ってる〜?」
カラカラの喉をなんとか潤そうと、周りを見渡すけど飲み物がない。
伽耶に声をかけると、あぁ、と思い出したように、「お兄ちゃんが全部飲んだ」サラリと言った。



