「お、おねーさんそんな怒んないでよー」
「可愛いからイイコトしてあげるってだけだってば」
ほんとに、心に余裕がなくなる。
まとわりつく視線が気持ち悪い。
肩に置かれた手が気持ち悪い。
こいつら全部、気持ち悪い。
気持ち悪い。
「いい加減、離せっ!!」
暴れて、肩に置かれていた手をパシンと振り払って、走り出した。
──────けど。
私の反抗的な態度にムカついたらしい男は、素早く私の手首をグイッと引っ張ってきた。
「っ、イタッ…!?」
「もう無理やり連れてこうぜ」
そう言った一人の男の言葉で、他の男達も動く。
「っ、」
私の反応が遅れたせいで、私の両腕は2人の男によって封じ込められてしまった。



