真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】




みんなにもみくちゃにされてる私の腕を、誰かがグイッと引っ張って、引き寄せた。



背中にトンッと当たった胸板は、もう、誰のかすぐにわかる。





「────言っとくけど。……俺んだから」




そんな嫉妬丸出しのセリフに、私の顔は最大限まで緩んだ。



ポカーンとするみんなを置いて、茜は私の腕を掴んで歩き出す。






そして間を空けて、後ろから。




「「「はぁぁーー!?」」」




と言う声が聞こえて。



茜がニヤリと笑った。




そして、止まることのない笑顔の中。




私の手を引いて、思いっきり走り出した。