みんなにもみくちゃにされてる私の腕を、誰かがグイッと引っ張って、引き寄せた。 背中にトンッと当たった胸板は、もう、誰のかすぐにわかる。 「────言っとくけど。……俺んだから」 そんな嫉妬丸出しのセリフに、私の顔は最大限まで緩んだ。 ポカーンとするみんなを置いて、茜は私の腕を掴んで歩き出す。 そして間を空けて、後ろから。 「「「はぁぁーー!?」」」 と言う声が聞こえて。 茜がニヤリと笑った。 そして、止まることのない笑顔の中。 私の手を引いて、思いっきり走り出した。