真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】


唇に茜の手の感覚。




こ、これじゃまるで、私が茜の手の平に、ちゅ、ちゅーしてるみたいじゃん…!!




そんなことを考え始めたら止まらなくて、茜が触れてる唇と頬が、だんだん熱くなっていく。



空気が甘くて、耐えきれなくて、ほんの少し唇を動かせば茜が気づいたように手をパッとどかした。




茜の表情が髪の毛で隠れて見えない。


茜が言葉を発するのを待つけど。



何も言ってくれなくてだんだん不安になって。



「茜は…?」


我慢できなくて呟いたら、真っ赤な茜がやっとこっちを向いた。


じいっと目線を合わせる。



そしたら茜は耳まで赤くして。




私から一回目線をそらす。



そしてまた、私に目線を移して。