真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】




……しないよね。




私は、自分の頬を伝う涙を拭った。


座り込んで泣く篠原柚姫を許す気なんかさらさらないけど。


今もこれからも、大っ嫌いだけど。



それでも。



ほんの少し、良かったと思った。





篠原柚姫を見つめていた私の前に、中哉が立つ。




気づいて見上げれば、中哉の横に夕、茂、海くん、歩の全員が立った。


え、と思っていれば。




私に、頭を下げて、




「もう一回、俺たちと

────仲間になってくれないか」




そう言った。




顔を上げた最低な彼らは、私を見つめる。



返事なんか、分かりきった顔で。