……しないよね。 私は、自分の頬を伝う涙を拭った。 座り込んで泣く篠原柚姫を許す気なんかさらさらないけど。 今もこれからも、大っ嫌いだけど。 それでも。 ほんの少し、良かったと思った。 篠原柚姫を見つめていた私の前に、中哉が立つ。 気づいて見上げれば、中哉の横に夕、茂、海くん、歩の全員が立った。 え、と思っていれば。 私に、頭を下げて、 「もう一回、俺たちと ────仲間になってくれないか」 そう言った。 顔を上げた最低な彼らは、私を見つめる。 返事なんか、分かりきった顔で。