「ほんとなのよ日向!!…わたし、この街の病院に来てから会ったのよ。
大樹くんのお母さんに。
……あの日、大樹くんの家族が街からいなくなって。日向が崖から突き落としたって聞いて。街の人たちは日向が殺したんだって言って。
────私はその言葉を全部全部、信じ込んで。
日向に酷いことをたくさんした…!!
────でもね、でも。
本当はあの日、もともと大樹くんは引っ越して、転校する予定で。
………病院に運ばれたけど意識もあったからその後すぐに引っ越しただけだったの」
お母さんが一気に、早口に話した言葉は。
余計に私を混乱させた。
「そん、なの」
まってよ。



