みんなは私に笑顔を向けてくれた。
ねぇ、今もほんとは不安にさせてるんだよね。
知ってるよ、ごめんね。
でも、すぐに片付けて、みんなのところに戻ってくるから待っててよ。
「……おい、日向。時間だぞ、行ってこいよ」
「あ、ほんとだ。─────それじゃあ、行ってくるね」
そう言ってベッドから立ち上がる。
振り向くと、不安そうなみんなの顔があった。
みんな、そんな不安そうな顔しないでよ。
「ひぃちゃん、楽しかった」
「日向がどういう判断しても、俺らは受け入れるからな」
ほんとに、みんなは馬鹿野郎だ。
お別れじゃないんだから。
お別れになんか、させないんだから。
私が青嵐の方に行くわけないんだから。



