真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



きゅうって、心臓が締め付けられて痛くなった。



それを誤魔化すようにベッドから立ち上がって、鏡の前にいく。


ポンパドールのところと耳の上あたりどこにつけよう、なんて迷ったけど、見えやすいところの方がいいななんて思って。


結局、耳の上あたりにつけた。




「えへ…可愛い」




一人で呟いたとき、病室をノックする音が鳴った。




「「「しっつれいしまーす!」」」




朝っぱらなのにでかくて野太い声が聞こえて、扉がガラッと開く。



「ひぃちゃんおはよー!」


「日向!昨日ぶり!!」


「あれ、日向ちゃん可愛いのつけてるな」


「おっ、ほんとだ!」



ほんっとに、朝っぱらから元気だな。


そんなことを思っていれば、ふわりと甘い匂いが鼻をかすめた。