真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



……だって、こんなに好きなのに。



白龍も、茜も。



…大好きなのに。



心の中で、そっと。


そんなことを呟いていれば、茜が私から目をそらしながら、私の目の前に何かを握った手のひらを差し出して。


私の開いた手の上に、コロンと置いた。




「これっ…!」



私が、交戦の時、茜に渡されたやつ。


キラキラの、大人っぽい太陽のヘアピン。




「お前のジャージ洗うまえに、とっといた」



ぶっきらぼうにそんなことをいう茜は、目線を別のところにそらしていて。




「こ、これは…どうすればいいんでしょうかね…?」



ぎこちなく問いかけると、少しの間があって。