頭にリピートされる会話。
なんで彼らは一歩引いたところにいるんだろうか。
仲間なのに、私の。
仲間なのに、私と。
「なんだかなぁ……」
でもきっと、彼らを安心させてあげられる方法は一つ。
今どんなこと言ったってダメだ。
明日、退院したら青嵐の倉庫に行って。
さっさと全部終わらせて。
─────みんなのところに戻るだけ。
うん、それだけだ。
私はベッドから出る。
そして、静かになった病室の外を確認してから扉をガラッと開けた。
みんなはビクッとして私の方を見たけど。
私は、なにも聞いてないフリ。笑顔を向けて。