真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



私は結局、またそこ。


聞きたい、知りたい、でも怖いから聞けない、嫌になるくらい堂々巡り。



「──日向?」



床をじっと見つめる私に違和感を感じたのか、伽耶が私に声をかける。



そこでハッと我に返った私は、笑顔をつくって首を振った。



「なんでもないっ。……よしっ!早くご飯食べにいこっ!」




後で、ほんの少し、茜の中に踏み込んでみよう。

…拒絶くらい、へいきだもん。


そう心の中で決めてから、私も荷物を片付けた。