私は結局、またそこ。 聞きたい、知りたい、でも怖いから聞けない、嫌になるくらい堂々巡り。 「──日向?」 床をじっと見つめる私に違和感を感じたのか、伽耶が私に声をかける。 そこでハッと我に返った私は、笑顔をつくって首を振った。 「なんでもないっ。……よしっ!早くご飯食べにいこっ!」 後で、ほんの少し、茜の中に踏み込んでみよう。 …拒絶くらい、へいきだもん。 そう心の中で決めてから、私も荷物を片付けた。